- 2023.03.27
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カーナビ
こんにちは。
本日は、カーナビのお話です。
近年は車載システムではなく、スマートフォンやタブレットのアプリケーションを使う人も少なくないですが、
カーナビゲーションはすっかり定着したアイテムといえるでしょう。
最初のカーナビは、1981年に登場した「エレクトロ・ジャイロケータ」。車両に搭載したジャイロセンサーで進行方向を、車速センサーで走行距離を検出する自立航法による世界初のカーナビでした。
ブラウン管のディスプレイに、透明フィルムに印刷された地図をセットし、現在位置を確認しながら予定したルートをトレースしていくもので、
ルート案内はしてくれません。また長距離の場合は地図の差し替えが必要でした。
1987年に登場した「CDインフォメーション付きエレクトロマルチビジョン」も、同じく自立航法による現在位置の特定が可能なナビ機能を搭載したドライブコンピューター。やはりルート案内はしてくれませんが、地図データをCD-ROMに収めたため差し替えの必要がなくなりました。
「カー・コミュニケーション・システム」と名乗る世界初のGPSを用いた衛星航法によるカーナビを純正装着したのは、1990年に登場した「ユーノス・コスモ」。
自立航法に比べ現在地の特定精度は飛躍的に高まりましたが、まだルート案内はしてくれませんでした。
それが画面上で可能になったのは翌1991年にクラウンに搭載された「GPSエレクトロマルチビジョン」からで、さらにボイスナビゲーション機能が加わるのはトヨタ・セルシオ(1992年)の純正ナビからでした。
現在の道案内をしてくれるカーナビは20数年前に誕生したのです!!
今後はどのような変化があるのか楽しみですね!!
木下